230911

 

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秋になった月曜日。

いつでも帰ってこれることをたまに確かめたくなる。忙しない週末だった。一週間くらいはインターネットを辞めたい。人に会えない時期がじんわりと引き延ばされていってる。

土曜日は軽いハイキングをした。滝の前で柚子ビールとからあげを食べたら簡単に愉快な気持ちになった。目に映るすべての緑と光が等しくまばゆかった。どこにも行きたくなくなるのは縛られているからなのかな。仕事は嫌じゃないけど、それをひっくるめて全部にうっすらとした諦めがつきまとう。生活。
強い雨と雷が鳴っていた部屋で作業をしていた。ああいうモードの時ってやめられない。仕事は30分で集中力の途切れが起こるのに、昨日は15時間ぐらいPCに向かっていた。すきなこと仕事にしたほうがいいだろ絶対。

ゆっくりと渦に取り込まれていくすべて。いろんなものから遠ざかっていたい。

無くしてしまった図書館カードを再発行した。図書館は広くて無数に本があって、心許なくなって、結局ずっと読んでいる著者の棚をのぞいたりしていた。欲張らずに二冊だけ借りた。

本当は何にもないな、ここには、って思うよ。こうして日記に書くことが何にもないなって思うたびに。日々は喧騒に満ちていて、それでもそこから手に取って撫でて抱きしめてとっておきたいものなんて、段々少なくなってゆく。この身体で過ごした日を経るごとに。